こんにちは。
皆さんはアマゾンプライム、入っていますか?
私は何となく入っていて、たまにプライムで映画などを見たりしています。
そのアマゾンプライムの中に興味深い動画がありました。
サッカーの本田圭祐が色々な人と対談する、というものです。
私が見た動画は「本田×Jリーグチェアマン村井満」の回でした。その話の中でとても興味深い内容があったので紹介します。
先にJリーグチェアマンの村井さんは、元リクルートの社員で、2008年からリクルートのCSRでアスリートのセカンドキャリアを支援していたきっかけでJリーグの社外理事になり、2015年からJリーグチェアマンになりました。
村井さん自身はJリーガーでもなく、監督やコーチ経験もないビジネスマン。
そんな村井さんが、チェアマンになった2015年にJリーグに入ってきた新人選手に対して研修をすることなった。Jリーガーでも監督でもない自分が何を話すか困った村井さんは、10年前の2005年にJリーグに入った選手の中で今も活躍している選手と辞めてしまった選手の間で何が違うのかを、当時の指導者やスタッフたちに調査をしたそうです。
ちなみにその2005年に入った選手の中には本田圭佑、岡崎慎二、西川周作などがいたそうです。
当初は、心技体のどこかが優れているから今も活躍し続けていると想像していたチェアマンでしたが、調査結果としては、辞めていった選手とそれらの面での違いは見られなかったそうです。
なので、もっと綿密に調査したいと、40項目くらいのチェック項目をもって再度調査したそうです。
その中で今も活躍し続けている選手に突出してでた数値は、
「傾聴力」と「意見力」
だったそうです。
何かの問題にぶつかった時や疑問に思った時にしっかり人の意見を聞き入れて自分の糧にできる傾聴力と、自分の信じた考えをしっかり発信することのできる「意見力」が、プロとして活躍できるかどうかのサバイバルで生き抜くための必須の能力だったそうです。
実際にドイツのサッカー協会では、外部会社に依頼して各チームのクラブ経営についてポイント化してもらっているようなのですが、そのポイントを日本のクラブチームに導入したところ、「オーナーシップ力」という項目が欧州に比べて極端に低かったそうです。
その力というのは、選手自身が試合に向けて自分自身で練習を構成するチカラで、監督やコーチに「こういう練習が必要だ、したい」ということを言えるかどうかだそうです。
チームスポーツであるサッカーにおいて、特に日本では指導者の言う通りの練習が当たり前になっていて、こういう環境で育成された選手は、大歓声で監督の声が聞こえないピッチで自分たちだけで判断することはできないそうです。
この映像を見て、これまでの日本の育成環境では今以上の成長は難しいのかな、と感じました。これからはやはり選手主体で考える環境が必要=その考える手伝いをするメンタルコーチの必要性もとても感じた映像でした。
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