「声を出せ!」では出せない。何故?

こんにちは。


もう夏?



って感じの天気ですね。

週末も暑かった~


けど、そんないい天気の中、私は講義を受けていたので外にはそんなにいなかったけどね・・



さて、皆さんのチームは声は出ていますか?


声とは、競技中・試合中のコミュニケーションのことですね。

(個人競技では、気合などかもしれません。黙々と行う競技もあるかもしれませんが、ここではチームスポーツ前提ということで・・・ペコリ)


声はプレーの中でもとても重要な位置を占めていると思います。


「相手が来ているよ」

「〇番に気を付けて」

「あそこから攻めよう」

「こっち」

「任せた」

・・・・

競技によってはもっともっとたくさんの声が必要です。


でも、育成年代の子どもたち。


シャイボーイ、シャイガールたちにはまだ声が出せない子が沢山います。


そんな子供たちに「声を出せー」と怒ってもでません。


何故?


①指導者との縦関係が子どもの自由を奪う

普段から指導者の行う練習を黙々と行う子たち。指導者は教えることに腐心しているので、子どもたちを操ってしまう。


そのため、操り人形と化した子供たちから声をだすことはできない。何を出してよいのか分からないから。また、出してその声が間違っていると指導者に怒られることが怖いから。


実際、子どもたちだけで昼休憩にドッジボールなどをしている時のイキイキとした顔、そして声。


昼休みのおしゃべりでは、めっちゃめちゃ声だしてるんだけど。


②自ら考えてプレーしていない

また、指導者からの一方的な指示によって、子どもたちは自分で考えて、判断してプレーすることができないことも良くある。


指導者の言われる通りに動くため、仲間との意識ではなく、個と指導者がつながっている感じ。


これでは声はでない。


先日、軌跡のレッスンのハンドボール版でも、チームのエースの子がシャイなんだけど、エースだよ、みんなをまとめてね、と言われて、軌跡のコーチは辛抱強く待っていると次第に声が出るようになってきていました。


では、声を出すことの効果ってなんなの?


ひとつめは、チームスポーツで、自分の位置や「これからどう動くか」といった意思、サインの伝達などの試合を進めていく上で必要な効果である「実質的効果」。 ふたつめは大きな声を出すことで神経による運動能力を抑制を外し、自分の持てる全力を出す「科学的効果(シャウト効果)」。 そして、自分の発した声により暗示状態に持ち込んだり、やる気を起こさせる「精神的効果」


普段から練習で声を出せーと言っているのは、ただ盛上げるためではなく、声を出す練習・習慣化を狙っているためです。(その意識の無い指導者もいるかもしれませんが)


でも、上記のような環境で「声を出せ」と言われてもねぇ。


指導者はプレーのできないことを注意して、子どもたちの自発性を奪っていることを認識して、少し我慢をすることを覚えると、そっちの方が伸びるかもしれませんよ。


終わり。

夢が加速する アスリートメンタルコーチング

ジュニア世代のアスリートにとって、競技環境はとても狭い世界。指導者、チームメート、保護者・・でもその世界の中で何とか上手くなろうと日々盲目的にもがいている。 自分の夢のために本当に効果的に動けているか、今一度自分に問いかけてみて欲しい。 そして、その問いかけを手伝えるのがメンタルコーチ。 共に、夢の実現のために、「夢を加速」するために。

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