選手と指導者の距離感を縮める

こんにちは。


今日は娘が発熱のため、箱根に行くのをキャンセルして一日のんびりでした。


さて、今日は指導者と選手との距離感の話です。

基本的に日本の指導者はまだまだ上下関係がしっかり確率されていて、選手の方は指導者の言うことをこなす練習をすることが多いと思います。


指導者は当然競技の先輩であり、人生の先輩でもあるため、その経験と知識を持って選手たちを「指導」します。


でも、時の流れ、環境の違いなどを考慮すると、その指導者の指導が100%正解とは言えない。むしろ100%正解なんて存在しない。(当たり前ですけど・・)


また、選手にとっても、今やyouutubeに代表される様々なメディアで色々な情報も入手できるので、思いがけず指導者より詳しい部分もあったりする。


そのため、上下関係が強固なほど、選手は指導者に物言えないストレスを抱え、心は離れていく。ミスを指摘すると、心を閉ざし「うざい」という方向に行ってしまう。


そうなっては、指導者と選手が同じ方向を向かず、指導者は相変わらず勝利や成長を目指しているのに、選手の心の閉塞感には気がつかないので、指導者もイライラしてしまう。


そうなっては、きっとうまく行かないですよね。



なので、指導者と選手との距離感はとても大事だと思います。


例えばJリーグでサンフレッチェ広島を優勝に導いた森保監督は選手とのコミュニケーションをとても取るそうです。普段の練習でも長い時はピッチの脇で1時間ほど立ち話をすることも度々です。


「チーム全体を見ているなかで、今話した方がいいだろうなとか、今この選手と話したいなっていうふうに自分が思った時は、そこは自然とコミュニケーションは取るようにしています。(中略)僕が聞き手になるときもありますし、僕がその選手に対して思っていることを、それがオンザピッチ(試合や練習中のこと)なのかオフザピッチ(プライベート時間のこと)なのかというのも含めて、両方のやり方があると思います。」と語っています。



一方、バレーボールの元日本代表の大山加奈選手は引退後に、自身が代表入りした当時のことを振り返った時に、いつも監督に怒られて合宿から本当に逃げ出そうと思ったと語っていました。(逃げなかったのは、高校時代の監督や親に「帰ってきていいよ」と言われ、逆に頑張ろうと思ったからだそうです)


この2つの事例をとっても、今の時代においてどちらの指導が合っているのか。


ひと昔前のバブル期までは頑張れば流れに乗って行けたので、怒られてもやりさえすれば上手く行った時代だったのが、それ以降は気力だけではどうにもならない時代になっているという話もあります。


選手は自分の口から自分の気持ちや状況を話ができる環境にあることで、自分の状況を理解して、次に向かえるのだと思います。


メンタルコーチのいない環境においては、指導者がしっかりと選手とコミュニケーションをとらないと、選手にそっぽ向かれちゃいますよ。


スポーツメンタルコーチングの体験セッションを期間限定で募集します。

対面またはスカイプなどのオンラインで行います。

ご希望の方はメッセージを送ってください。


宜しくお願いします。

夢が加速する アスリートメンタルコーチング

ジュニア世代のアスリートにとって、競技環境はとても狭い世界。指導者、チームメート、保護者・・でもその世界の中で何とか上手くなろうと日々盲目的にもがいている。 自分の夢のために本当に効果的に動けているか、今一度自分に問いかけてみて欲しい。 そして、その問いかけを手伝えるのがメンタルコーチ。 共に、夢の実現のために、「夢を加速」するために。

0コメント

  • 1000 / 1000