こんにちは。
前回の記事の続きのような話になりますが、「メタ認知」という言葉をご存知ですか?
スポーツ界だけでなく、ビジネス界でも言われてきているこの言葉。
「メタ認知」は、自分の認知を認知するということです。第三者のように自分の認知能力を高い次元から客観視することで、冷静な判断ができます。このメタ認知能力が高い人は、高い目標の達成や問題解決に優れていると言われ、人材育成分野でも注目されています。
アスリートであれば、普段の練習の効果を客観的に考えたり、自分のフォームやチームの動き方にまで視点を変えて判断することができるようになります。
そのような能力が身に付けば、適切な状況判断ができるため、自立したアスリートとして活躍することができます。
では、そのメタ認知。
どのように強化していくのか・・・
やはり、それは前回の記事に書いた振り返りが大事だそうです。
以下は他サイトからの引用です。
メタ認知には2つの側面があります。まず、自分の認知や行動を高次元から見ている自己モニタリング。そして、状況に合わせ認知や行動を制御しようとする自己コントロールです。メタ認知能力が低い人は、自己をモニタリングすることが苦手です。今その行動をすると他の人がどう思うか、あるいは今自分が行き詰まるのは何が原因となっているかなどが理解しづらいのです。
こういう場合、まずは自己モニタリングの力を高める必要があります。
自己モニタリングを高めるために最適な手段は、日記をつけることと言われています。毎日、その日の仕事の失敗やそこで受けた批判など、まずかったことを日記に客観的に書き留め、本当はどうすればよかったのか、またその批判が間違いだとしたら、どう間違っていたのかなどを細かく記してみます。
そうして書き続けているうちに、自分が陥りやすい認知パターンに気づけ、本当ならどうすればよかったかが深く刻み込まれ、次に同じような場面に遭遇した時には正しい行動を取れるようになってきます。
選手に指導者から一方的に「日記をかけ」と言っては、選手は続かないでしょう。
まずはメタ認知能力がある選手はこんなに素晴らしいというイメージを共有してみてはどうですか?興味を持てば選手は自然にやりだすかもしれませんね。
0コメント