平昌2018冬季オリンピックで銀メダルを獲得した平野歩夢選手。最終滑走のショーンホワイト選手の最高の演技によって、最後に逆転されての銀メダルとなりました。
本人はショーン選手の得点表示後、飄々とした表情とは裏腹に、その場にしゃがみ込むなど行動はとても悔しそうでした。
そんな平野選手の競技後のインタビュー。
ソチオリンピックから4年間の成長をうかがわせてくれます。
「いろいろな人の気持ちや意見を聞いて受け入れることも、自分の成長になるのかなと。いろいろな人を見て、いろいろな人と会話して、この人はこう思っているけれど周りはこう思っていて、と感じることは、あらためて自分を見つめ直すために必要だと思っています。
周りの人の意見も聞きながら、自分の本心を貫くにはどうしていけばいいのかと考えながら、コミュニケーションを取るようにしています。
人にはそれぞれ人生があって、それは否定したくありません。自分をぶつけられる場所はスノーボードしかないので、そこでは自分がやりたい矛先と意思をしっかり持ってやれればなと思います。」
選手の多くが、関係者やメディアなど多くの人と接しています。その中には良かれと思って?色々なことを言ってきます。選手としてはこれを拒絶することもできますが、平野選手はこの様々な意見の中から自分の成長に必要なものを咀嚼して受け入れています。
自分の大事な軸は大切にしつつ、「人はそれぞれ違う」という前提において、自分の成長に活かせそうなものが何か自分とのコミュニケーションの中で見出し、力にしています。
その結果
「嫌なものは自分が知らないからこそ嫌なのであって、それを良い方向で吸収することは可能なのかなと考えるようになりました。そう変換できるようになってから、スノーボードでも自分の生活でも、嫌なことに向き合って、嫌な練習に向き合っていけるようになったのかなと。」
自分のポジティブな思考に変換することによって、自分の中の嫌なものにおいても同じようにチカラに変えていけるようになったと言っています。
自分の軸、自分の夢に近づくために、どうすれば良いのか。どうすれば加速することができるのか。
とても良いお手本だと思います。
おわり。
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